GPSログ記録時のバッテリー消費を検証

GPSアプリはFieldAccessを用いて自宅の窓際で調べてみました。

iPhone5で「バッテリーが5~6時間しか持たない」という話を目にしますが、6時間ではYoutubeでストリーミング再生しているのと同じ駆動時間になります。
バックライト点灯時間が長すぎるか、他のアプリが通信したりバグで暴走してバッテリー消費を多くしている可能性があります。

多少は節電を考えて、普通に使うのであれば8時間~10時間ほど持つはずです。
ログの記録頻度を落とせば更に駆動時間は伸びます。


iPhone5



途中で計測を打ち切りましたが、同じ割合で減少すると仮定した場合約16時間駆動すると思われます。バッテリー消費量は6.8%/h
GPSアプリのFieldAccessにはログの記録頻度を調整する設定はないので常時GPSが機能するタイプです。

予想線の計算には100%は含めず80%以下から計算しています。
内臓バッテリーが新しく100%から99%に減りにくい(予想放電カーブと実際の放電カーブにズレが生じる)為です。


条件:iOS6.1.4。Softbank LTE圏内。モバイルデータ通信オフ。Wi-Fiオフ。Bluetoothオフ。メール受信プッシュ。電波5本。半年使用。室温30℃で計測。バッテリーログはロック解除して手動取得。測定中メッセージ受信あり。


iPhone4



こちらも途中で計測を打ち切りましたが、同じ割合で減少すると仮定した場合約17時間駆動すると思われます。バッテリー消費量は5.8%/h

データが正しいか調べる為、純正iPodアプリで音楽再生しつつGPSログを取った結果も重ねて表示してあります(赤色)。
音楽再生単体でのバッテリー消費量は毎時1.5%です。

条件:iOS6.1.3。圏外(SIMなしではなくSIM無効状態)。3Gオフ。モバイルデータ通信オフ。Wi-Fiオン。Bluetoothオフ。3年使用。室温30℃で計測。バッテリーログは直接iOSから1分間隔で自動取得。


iPod touch 3G(参考)



BluetoothGPSの組み合わせで実測約19時間駆動しました。
測定方法等が違うので参考データとしてご覧ください。

iOS5.1。2年使用。室温15℃で計測。バッテリーログは直接iOSから1分間隔で自動取得。


iPhoneのバッテリー消費を抑える無線設定

項目 省エネ効果 備考
3Gをオフにする 3G回線網の電話通信(通話)部分。iPhone4SとiPhone4に項目が存在しiPhone5には存在しない。
モバイルデータ通信 3G回線網のデータ通信(インターネット)部分。この設定での消費電力は中程。
LTEをオフにする 4G回線網のデータ通信(インターネット)部分。新規格のLTEは一番通信が早いが一番消費電力が多い。モバイルデータ通信がオフになれば自動的にLTEもオフになる。
データローミング × 海外で3G回線や2G回線網を使用する際の設定項目。日本の地で日本の通信事業者を使用する限りオン、オフにしても料金や接続速度は変わらない。(個人的な憶測になるが圏外になると海外と勘違いして他の通信事業者を探し始まるかもしれないのでオフが良いと思われる。詳しくはわからない。)
Wi-Fi アクセスポイントとは短い距離で交信する為、消費電力が低い。オンにしたままでも消費量がわずかに増えるだけと思われる。
Bluetooth 一番消費電力が少ない。Bluetooth機器と交信(ペアリング)しているなら話は別だが、待機状態ではほとんど消費しない。
言いたいこと 実は3G関係の設定より、液晶のバックライト点灯と画面スクロールが最も電力を消費する。ナビゲーションの不自由にならない程度に画面を見る頻度を少なくするのが望ましい。


バッテリー消費の原因

項目 原因 備考
山頂 3Gとデータ通信とLTE 圏外になりアンテナ感度を増して電波の繋がる基地局を検索している。圏外になると毎時2%消費する。最初の受信に多くの電力が必要。
街中 LTE LTEの電波検索の負担が大きいと思われる。特に3GとLTEが頻繁に切り替わると普段より多く電力を消費する。Softbankと違いKDDIはCDMAという効率的な通信方式を採用している為、LTE圏外であれば無駄にLTEを接続しない仕組みがある。
自宅 特に消費しない 待機(スリープ)状態でも毎時0.5%消費している。ハンドオーバー等がなく基地局と安定的に無線接続が確立している場合消費電力は少ない。待機時間はLTE圏内でKDDIの方が約20%長い。
言いたいこと 基地局から離れると電波が弱まり電波の送受信感度を上げる為、アンテナが立っていてもバッテリーを約2倍多く消費する。